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【徹底解説】サイバー攻撃を未然に防ぐ!侵入テスト(ペネトレーションテスト)とは?

  • 執筆者の写真: シースリーレーヴ編集者
    シースリーレーヴ編集者
  • 2024年7月25日
  • 読了時間: 13分

更新日:2024年12月13日

サイバー攻撃が不安。対策として「侵入テスト(ペネトレーションテスト)」をやりたいが、よくわからない


そんな方向けに、侵入テスト(ペネトレーションテスト)の基本的な知識から、サイバー攻撃にどう役立つのか、侵入テスト(ペネトレーションテスト)を依頼する会社の選び方まで詳しく解説します。

サービスのセキュリティ面に不安を抱えている方、侵入テストを行おうとご検討中の方、

ぜひご参照ください。


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目次
1. 侵入テストとは?わかりやすく解説
2. 侵入テストがサイバー攻撃にどう役立つ?

侵入テストと脆弱性診断どちらを選ぶべきか?

 1. テストの準備
 2. テストの実施 
  2-1. 外部侵入テスト 
  2-2. 内部侵入テスト 
 3. テスト結果の報告 
  3-1. レポートの内容と解説 
  3-2. 課題と改善策の提案

 1. 技術と知識を持った会社の選び方 
 3. 費用相場


 

侵入テスト(ペネトレーションテスト)とは? 

侵入テスト

侵入テスト(ペネトレーションテスト)とは、ホワイトハッカーと呼ばれるサイバーセキュリティの専門家が、模擬的に攻撃をし、システムの脆弱性(弱点)を見つけるテストです。

簡単に言えば「お客様のシステムに対して、悪意のある人物になりきって攻撃を行うテスト」です。

ペネトレーションテストとも呼ばれ、「侵入テスト」はペネトレーションテストの日本語表記のようなものです。


例えば…

  • インターネットから会社のシステムに侵入できるか?

  • 個人情報などの大切なデータが盗み見られないか?

  • ウイルスを仕掛けられても大丈夫か?

などを調べることができます。


侵入テストは、常に変化するサイバー攻撃手法やシステム更新に伴うリスクに対応するため、定期的な実施が推奨されます。これにより、脆弱性の早期発見と対策が可能となり、企業のセキュリティを強固に保つことができます。


2. 侵入テストはサイバー攻撃にどう役立つ?

侵入テストは、企業がサイバー攻撃から自分たちを守るために非常に有効な手段です。以下のような方法で役立ちます。


1. 弱点の把握と対策

侵入テストは、パスワードの脆弱性やソフトウェアの更新不足など、システムのセキュリティ上の弱点を明らかにします。これにより、企業は集中的にセキュリティ対策を強化することができます。


2. 攻撃手法の理解と防御力向上

実際の攻撃をシミュレートすることで、どのような手法で攻撃される可能性があるのかを具体的に把握できます。ファイアウォールの設定見直しや、セキュリティソフトの導入など、より効果的な対策を講じることが可能になります。


3. 従業員のセキュリティ意識向上

侵入テストに立ち会うことで、従業員はセキュリティの重要性を改めて認識し、日頃の意識改革を促すことができます。パスワード管理の徹底や不審なメールへの対応など、具体的な行動に繋げることが重要です。


4. 対外的な信頼確保

侵入テストを定期的に実施し、セキュリティ対策に積極的に取り組む姿勢を示すことは、顧客や取引先からの信頼獲得に繋がります。情報漏洩などのリスクを最小限に抑え、企業のブランドイメージを守ることができます。


侵入テストには、外部からの攻撃を想定した「外部テスト」、内部関係者による攻撃を想定した「内部テスト」、より実践的な「ブラインドテスト」など、様々な種類があります。企業は、自社の状況や目的に最適なテストを選択することが重要です。


シースリーレーヴでは、さまざまな侵入テストを通じてシステムの脆弱性を発見し、実践的なリスク対策を提供いたします。新しいシステムの導入時や、既存のセキュリティ体制の見直しを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

シースリーレーヴ株式会社


侵入テストと脆弱性診断の違いとは?

侵入テストと脆弱性診断の違い

侵入テストと脆弱性診断は、いずれも企業のシステムを安全に保つための重要なセキュリティ評価手法ですが、目的やアプローチ方法が異なります。

侵入テストは、実際の攻撃者が行うような手法を模倣してシステムの防御力を評価し、システムの脆弱性(弱点)を把握することが目的となります。一方脆弱性診断はシステム全体をスキャンし、設定の不備やパッチ未適用といった潜在的な弱点をリスト化し、その修正を優先度に応じて行うことを目的としています。自動化ツールを使用するため、診断にかかる時間やコストは低めで、システム全体のセキュリティ状況を幅広く把握できる点が特徴です。


侵入テストと脆弱性診断どちらを選ぶべきか?

侵入テストが適している場合

侵入テストとの方が適している場合について解説します。


・外部からの攻撃リスクが高い業界の場合

金融、医療、Eコマースなど、顧客データや機密情報を大量に取り扱う業界は、特に外部からの攻撃対象になりやすい傾向にあります。こうした業界では、システムの脆弱性が外部攻撃者によって悪用されるリスクを軽減することが重要です。侵入テストは、攻撃者が外部からどのようにアクセスを試みるか、どの経路で侵入が可能かといった具体的なリスクを検証することに適しているため、リスクの高い業界や、外部からの攻撃を特に警戒する企業におすすめです。


・新しいシステムやアプリケーションを導入する場合

新規システムやアプリケーションの導入時には、開発段階では発見されなかった脆弱性が潜んでいる可能性があります。リリース前に侵入テストを行うことで、攻撃者視点でのリスクを事前に洗い出し、リリース後のトラブルを防ぐことができます。特に、ユーザーが直接アクセスするWebアプリケーションやAPI、社内システムなどにおいては、攻撃者が利用しやすい脆弱性がないかをリリース前にチェックしておくことが重要です。


・重大なセキュリティインシデントが発生した後

万が一、企業内でデータ漏洩や不正アクセスなどの重大なセキュリティインシデントが発生した場合、その原因究明と再発防止策が不可欠です。侵入テストは、攻撃の再現や侵入経路の特定に役立つため、どのようにして侵入が行われたのか、今後のリスクがどの程度残っているのかを把握するための重要な手段となります。インシデント発生後には、徹底した侵入テストを実施し、再発防止のための具体的な対策を講じることが望まれます。


脆弱性診断が適している場合

脆弱性診断の方が適している場合について解説します。


 ・定期的なセキュリティチェックが必要な場合

脆弱性診断は、自動化されたスキャンツールを使ってシステム全体を迅速かつ広範囲にチェックできるため、定期的なセキュリティ確認に最適です。サイバー攻撃の手口は日々進化しているため、企業は新たな脆弱性が発生していないかを定期的に確認する必要があります。月次や四半期ごとに脆弱性診断を行うことで、潜在的なリスクを早期に把握し、速やかに対応策を講じることができます。


・コストを抑えてセキュリティ強化を図りたい場合

セキュリティ診断を低コストで行いたい場合、脆弱性診断は非常に効率的な選択肢です。自動化ツールを用いるため、人件費や専門的な作業コストが抑えられ、比較的低予算でシステム全体の安全性を確認できます。また、簡単に実施できることから、小規模な企業や予算の限られたプロジェクトでも採用しやすい方法です。コストを抑えながらもセキュリティの底上げを図りたい場合に、脆弱性診断は非常に有効です。

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侵入テスト(ペネトレーションテスト)の具体的な流れ


1. テストの準備

侵入テストの準備では、まず攻撃シナリオを作成し、目的や範囲を明確にします。次に、テスト対象のシステムやネットワークを選定し、テスト環境を整えます。関係者への通知や連絡体制の確立も重要です。さらに、必要なツールや機材を準備し、テストの実施に向けた詳細な計画を立てます。これにより、効率的かつ効果的なテスト実施が可能となります。


1-1. シナリオの作成

シナリオの作成は侵入テストの重要なステップです。まず、攻撃者の視点から考え、どのような脅威が想定されるかを分析します。次に、対象システムの特性や既存のセキュリティ対策を考慮し、攻撃シナリオを具体化します。シナリオには、攻撃手法、侵入経路、目標とする情報資産などを詳細に記載します。このシナリオを基に、段階的かつ現実的なテストを実施し、脆弱性を効果的に検証します。


1-2. テスト対象の選定と準備

テスト対象の選定と準備は、侵入テストの成功に欠かせないステップです。まず、テスト対象となるシステムやネットワークを明確にし、重要な情報資産や脆弱な部分を特定します。次に、テストの範囲を決定し、対象となるIPアドレスやWebアプリケーションなどをリストアップします。また、関係者への通知と調整を行い、テスト実施に必要な環境やツールを整えます。これにより、効率的で効果的な侵入テストが可能になります。


2. テストの実施

テストの実施は、シナリオに基づき実際の攻撃をシミュレートする段階です。まず、外部からの侵入を試みる外部侵入テストを行い、インターネット接続部分の脆弱性を検証します。次に、内部からの攻撃をシミュレートする内部侵入テストを実施し、内部ネットワークやシステムの脆弱性を評価します。各テストでは、攻撃手法や侵入経路を詳細に記録し、システムの防御力をリアルに測定します。これにより、具体的なセキュリティの強化策が明らかになります。


2-1. 外部侵入テスト

外部侵入テストは、外部からシステムに対して攻撃を試みることで脆弱性を検証する手法です。主にインターネットに接続されたシステムやネットワークが対象です。攻撃者が外部から侵入を試みるシナリオを作成し、フィッシングメールや不正アクセスなどの手法を用います。これにより、外部からの攻撃に対する防御力を評価し、セキュリティ対策の強化ポイントを明確にします。外部からのリアルな攻撃をシミュレートすることで、実際のリスクを洗い出し、効果的な対策を講じることができます。


2-2. 内部侵入テスト

内部侵入テストは、内部からシステムに対して攻撃を試みることで脆弱性を検証する手法です。内部ネットワークやシステムが対象であり、内部からの攻撃をシミュレートします。例えば、内部の悪意ある従業員が機密情報にアクセスするシナリオや、マルウェア感染を想定したテストを行います。このテストにより、内部からの攻撃に対する防御力を評価し、セキュリティ対策の強化ポイントを明確にします。内部からのリアルな攻撃をシミュレートすることで、組織内のセキュリティリスクを効果的に洗い出します。



3. テスト結果の報告

テスト結果の報告は、侵入テストの重要な最終段階です。まず、テスト中に発見された脆弱性や攻撃手法、侵入経路を詳細に記録した報告書を作成します。この報告書には、システムのどの部分が攻撃に弱いかを明示し、具体的な改善策も提案します。さらに、課題やリスクをわかりやすく解説し、今後のセキュリティ強化に向けた具体的なアクションプランを提示します。報告書は、経営層や技術者が理解しやすい形で提供され、実際のセキュリティ対策に直結する内容です。


3-1. レポートの内容と解説

レポートには、侵入テストで発見された脆弱性、攻撃手法、侵入経路が詳細に記載されます。各脆弱性のリスク評価や、攻撃シナリオに基づく具体的な攻撃手法も含まれます。さらに、脆弱性の技術的な詳細や、それに対する効果的な改善策が提案されます。報告書は、経営層にも理解しやすいように、非技術者向けの解説やグラフ、図表を用いてわかりやすくまとめられます。このレポートを基に、具体的なセキュリティ対策を迅速に実施できるようになります。


3-2. 課題と改善策の提案

レポートには、発見された脆弱性を基に具体的な課題が明示されます。各課題について、その影響範囲やリスクレベルが評価され、改善策が提案されます。改善策は、技術的な対策や運用面での強化策など、多角的な視点から示されます。さらに、改善策の実施方法や優先順位も解説し、具体的なアクションプランが提供されます。これにより、企業は迅速かつ効果的にセキュリティ対策を強化し、リスクを低減することが可能になります。



侵入テスト(ペネトレーションテスト)を依頼する会社を選ぶポイント

侵入テストは、専門知識と経験を持つ信頼できる会社に依頼することが非常に重要です。

では、数ある会社の中から、どのように選べば良いのでしょうか?


ポイントは "実績"、"専門性"、"報告の質" の3つです。


1. 実績で比較

  • 経験豊富な会社: 様々な業界や規模の企業に対する豊富な実績を持つ会社を選びましょう。実績数や過去の顧客事例は、信頼性の重要な指標となります。

  • 最新技術への対応: サイバー攻撃の手口は日々進化しています。最新の攻撃手法や脆弱性情報に対応できる技術力を持つ会社であるかを確認しましょう。



2. 専門性で比較

  • 専門チーム: 高度なスキルを持つセキュリティエンジニアが在籍し、専門チームでテストを実施している会社を選びましょう。チーム構成や保有資格なども参考にすると良いでしょう。

  • 倫理観: 顧客情報の取り扱いなど、高い倫理観と情報セキュリティに対する意識を持っている会社であることは大前提です。


3. 報告書の内容で比較

  • 具体的で分かりやすい報告書: テスト結果だけでなく、具体的な改善策や対策をわかりやすく提示してくれる会社が理想です。専門用語ばかりでなく、分かりやすい言葉で説明してくれると安心です。

  • 丁寧なアフターフォロー: テスト後のサポート体制も重要です。報告内容に基づいて、改善策の実施を支援してくれる会社を選びましょう。


侵入テストは、会社のセキュリティ対策を大きく左右する重要な決断です。

価格だけで安易に決めるのではなく、上記のポイントを参考に、 会社の未来を安心して任せられるパートナー を選びましょう。



侵入テストならシースリーレーヴ株式会社へ

シースリーレーヴ株式会社


シースリーレーヴ株式会社では、世界で活躍する実績豊富なホワイトハッカー集団「Nullit(ナルト)」による侵入テスト(ペネトレーションテスト)を低価格で提供しています。これまでに中小企業様から、大手企業様まで数多くご依頼をいただき、お喜びの声をいただいております。


低価格でご提供できる理由は、「的を絞ったレポート」にあります。


なぜ他社より安いの?

弊社のサービスが低価格な理由としては、脆弱性診断とポイントを絞った結果のレポート作成に重きを置き、高額の理由となる事前打ち合わせや綺麗なレポート作成に時間をかけていないためです。

シースリーレーヴ料金プラン

発見された脆弱性の深刻度・概要・影響度・修正方法をレポートで確認でき、必要に応じて再検査依頼やセキュリティ対策を講じることが可能です。


ペネトレーションテストの費用は60万円〜120万円〜と、実施状況に合わせて2種類のプランを選ぶことができ、どちらも他社と比べると非常に安価な価格で実施できます。

また、実績も国内某大手企業から海外の企業までと、幅広く行っております。

​スマートスキャン

ディープスキャン

料金

60万円


120万円

実施期間

実施期間3日間

3~7日間

特徴

  • 個人情報の漏れや脆弱性の有無を診断、レポート提出

  • 本番環境実施可能

  • ツール、手動検査

  • 個人情報の漏れや脆弱性の有無を診断、問題があった場合は原因を調査、レポート提出

  • 本番環境実施可能

  • ツール、手動検査

さらに侵入テストのほかに、毎月実施できる「定期診断サービス」や「セキュリティ対策」などのオプションも用意されているので、安心してサイバー攻撃の予防ができるでしょう。


また、申し込み後、最短5日でテストを開始できるので、時間をかけられない方や最小限の手続きで済ませたい方にもおすすめです。



無料でダウンロード頂ける資料もぜひご参照ください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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