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みずほ銀行、ネットバンキングが一時つながりにくい状態に――サイバー攻撃(DDoS攻撃)が原因か

  • 執筆者の写真: シースリーレーヴ編集者
    シースリーレーヴ編集者
  • 1月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:1月14日

2024年12月31日、みずほ銀行のインターネットバンキング「みずほダイレクト」が、午前7時ごろから約3時間にわたり断続的につながりにくい状態になる事態が発生しました。同銀行は、外部から大量のデータが送られたことを確認しており、サイバー攻撃の可能性を視野に入れて警察と連携しながら調査を進めています。


事案の詳細

今回の障害は、スマートフォンアプリやWebから利用できる「みずほダイレクト」が断続的にアクセス不能となる現象が発生したものです。同銀行は直ちに復旧作業を開始し、約3時間後の午前10時ごろには通常利用が可能な状態に戻りました。


幸いにも、現時点では以下のような被害は確認されていません:

  • 顧客情報の流出

  • 預金の抜き取りや不正利用


みずほ銀行は、大量のデータが送られたことを確認しており、これがDDoS攻撃(大量のデータを送りつけてシステムをダウンさせる手法)である可能性が指摘されています。同銀行は警察と情報を共有し、詳細な調査を進めるとともに、再発防止に向けた体制強化に取り組むとしています。


DDoS攻撃とは?

DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack、分散型サービス妨害攻撃)は、複数のコンピュータやネットワークを利用して特定のサーバやネットワークに大量のリクエストを送りつけ、サービスを停止させるサイバー攻撃の一種です。攻撃対象は主にWebサイトやシステム、ネットワーク機器で、正常な利用者がサービスを利用できなくなる状況を引き起こします。


DDoS攻撃の仕組み

攻撃者は以下のような手段でDDoS攻撃を行います:

  1. ボットネットの利用攻撃者はウイルスやマルウェアを使って他人のコンピュータやデバイスを乗っ取り、ボットネットと呼ばれる大量の攻撃用デバイスを構築します。これらのデバイスから一斉に攻撃を仕掛けます。

  2. 大量のトラフィックを生成ターゲットとなるサーバやネットワークに過剰なトラフィックを送り、処理能力を超える負荷をかけます。その結果、システムが応答不能になり、サービスが停止します。

  3. 目標とするサービスへの集中攻撃特定の機能やポートを狙うことで、攻撃対象のシステムに深刻な影響を与えます。


DDoS攻撃の影響

DDoS攻撃による影響は多岐にわたります:

  • サービス停止:Webサイトやアプリケーションがダウンし、ユーザーが利用できなくなる。

  • 経済的損失:サービス停止により、収益や顧客信頼を失う可能性がある。

  • ブランドイメージの低下:顧客や取引先からの信頼を損ねる。


今回のJALの事案では、手荷物管理システムや航空券販売システムが影響を受け、便の遅延や欠航が発生しました。


まとめ

今回のみずほ銀行のネットバンキング障害は、大手金融機関であってもサイバー攻撃対策が不十分だという現実を示しています。特に年末年始は多くの人が金融サービスを利用する繁忙期であり、こうしたタイミングを狙った攻撃のリスクが高まります。今回の事例は、金融機関だけの問題ではなく、あらゆる企業やサービスに関係する重要なテーマです。この機会に、システムの管理やトラブルへの対応体制を確認し、利用者が安心して使えるサービスを提供する一歩を踏み出していきましょう。


本記事は、以下の参考記事を基に作成されています。

詳細な情報は公式記事をご覧ください。


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