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LINEアルバムでサムネイル画像の誤表示、13万人超が影響を受ける可能性

  • 執筆者の写真: シースリーレーヴ編集者
    シースリーレーヴ編集者
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 4分

LINEヤフーは2024年12月5日、LINEのトークルームで写真を共有・保存できる機能「LINEアルバム」で発生したサムネイル画像の誤表示問題について、影響範囲と原因を公表しました。不具合の影響を受けた可能性のあるユーザーは、国内で約7万人、海外を含めると約13万5000人に上るとされています。


原因の特定と対応状況

LINEアルバムでは、長期間保存された画像を効率的に管理するため、投稿から35日以上経過した画像を圧縮変換して保存しています。しかし、システムアップデート時のプログラム不備により、圧縮された画像をサムネイルに変換する工程でデータが混在。結果として、一部のユーザーが他人の写真をサムネイルとして誤って閲覧する事態が発生しました。

影響が確認された期間は2024年11月28日午後5時50分から同日午後11時42分で、この間にLINEアルバムへアクセスしたユーザーが対象となる可能性があります。LINEは、不具合はサムネイル画像のみに影響し、アルバム内の画像や他の画像には影響がないと説明しています。


原因の特定と対応状況

LINEヤフーの調査では、2024年11月28日午後3時35分に問題の原因となったシステムアップデートを開始。午後5時50分にトラフィックが一定規模を超えた際、不具合が発生したことが確認されました。この問題については11月30日に修正対応が完了しています。

さらに、影響を受けたサムネイル画像が不正利用される可能性を防ぐため、以下の対応を進めています:

  • ユーザーへの呼びかけ:誤表示された画像やスクリーンショットの削除、SNSなどでの拡散防止を要請。

  • アプリのアップデート:キャッシュの破棄が可能なバージョンへの更新を推奨(iOS版14.19.3以降、Android版14.20.1以降など)。


社会的な反響と調査要請

問題発覚後、SNS上では「LINEアルバムに知らない人の写真が表示される」という報告が相次ぎ、公式アカウントでも障害を報告しました。この事態を受け、12月3日には総務省の村上誠一郎総務相がLINEヤフーに対し、不具合の原因や詳細の事実確認を求めました。


まとめ

LINEのような大企業でもシステムの不備や運用態勢の問題で重大な問題を引き起こすことを示しています。国内外で13万人以上に影響を与える事態となり、システム管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。

LINEヤフーは、早急な対応で問題を修正し、ユーザーへの注意喚起や再発防止策の実施を進めていますが、この事案は他の企業にとっても他人事ではありません。「自分たちは大丈夫」と思っていても、隠れたリスクが顧客の信頼を損なう危険性を秘めていることを強く認識すべきです。

あなたの企業では、システムや情報管理が十分に整備されているでしょうか?定期的な検証やアップデートの際の徹底した確認が行われていますか?LINEヤフーのような大規模な企業でさえミスが起こるのですから、全ての企業がこの事例を他山の石として、今一度自社の体制を見直すことが必要です。



本記事は、以下の参考記事を基に作成されています。

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